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日本糖尿病協会,荻原 友未,滝井 正人
過食症になった1型糖尿病の女性と医師の往復書簡
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次世紀ファーム研究所・教祖が法廷に初登場
次世紀ファーム研究所・教祖が法廷に初登場(OhmyNews)
最近この事件のニュースをチェックしていませんでしたが、次世紀ファーム研究所事件続報です。
岐阜地方裁判所で現在審理が続いているようですが、4月21日の公判で、次世紀ファーム研究所の代表堀洋八郎が証人として出廷したそうです。これは一連の裁判で初めてのことのよう(裁判は2007年6月に過失致死・薬事法違反で在宅起訴された天羽昌子被告のもの。天羽被告は亡くなった少女が次世紀ファーム研究所の施設に行くことを勧め、インシュリンを打たないように指示した人。堀洋八郎は不起訴)。

今回の堀洋八郎代表の発言は以下のようなもの。

「研修会には健全な人しか参加しておらず、糖尿病患者が参加するのは初めてだった。少女が嘔吐などをしている報告を受けて、看護師であり紹介者でもある天羽被告に連絡したが、天羽被告も少女の普段の様子について詳しくないようで、特に指示やアドバイスはなかった。アドバイスがあれば間違いなく実行していた」(堀代表)

「自分は病気を治すなどという大げさなことはしていないし、できるとも思っていない」(堀代表)

やはり多分、堀も周囲の人たちも糖尿病について(1,2型問わず)知識が無く、死ぬような病気ではないとたかをくくっていたから少女の母親が何と言おうと「絶対に治る」などと言って少女を引き受けてしまったのだと思います。天羽被告も看護師だけれども糖尿病・高血糖のことはよく知らなかったと見えます。医療従事者から「死ぬ危険」というアドバイスがあれば確かに堀は病院へつれていかせるなり何らかの対処をしようとしたでしょう。
今回の「自分は病気を治せるとは思っていない」発言は、最初の強気からすると手の裏を返したような態度ですが、保身の為にそう言い出すのは当然でしょう。事件後テレビ出演の際などに薬事法を気にして「どんな病気でも治せる」という言葉を避け始めたので、その時から言葉は一貫しているとは言えるのかもしれませんが、ニュアンスがより保身に寄ったように見えます。

高血糖で緊急な死を招く危険があるということは、ごく限られた人しか知り得ません。少女の母親はきちんと把握していたのかわかりませんが、とにかく「まこもでどんな病気でも治る」という次世紀ファーム研究所の虚偽を信じて従ってしまい、病気の特殊性から、少女が死んで、騙した方も騙された方も予想外の展開になってしまった。
堀代表については殺人の罪を犯したとまでは言えず、少女の死について責めることができるとしたら、「認識が甘く、大風呂敷を広げすぎてしまった」ことで少女を死に至らしめてしまったことだけなのかもしれません。この大風呂敷が過失致死にあたるかどうかは司法として「否」という判断が出され「不起訴」になったのですが。

また、母親に関しては病気に関する正しい情報を持っていたのかどうかが不明です。本来なら知らなければならなかった高血糖の危険に関する知識をひょっとしたら母親は持っていなかったのかもしれない。だとしたらそれが母親の過失です。きちんと知っていたとしたら、その正しい情報を正しく使えずに教団に言い負かされてしまった未熟さが、少女を守りきれなかったのだと思います(母親は少女の死の責任を問われ書類送検→不起訴)。


このニュース記事でインシュリンのことを繰り返し「糖尿病患者の体調維持に必要な」と記述してありますが、実際1型の人に関しては、体調維持ではなく「生命維持」に必要なのです。その認識を当事者の誰も持っていなかったことがこの事件で大きな問題なのではないかと思います。

最後に、検察官に「死亡した少女の件についてどう思いますか」と聞かれた堀が、少女の母親の方を見てから暴言を吐きました。

「母親に見捨てられて殺されたことを、本人(少女)も苦しみ悲しんでいるだろうと思います」

閉廷後、母親はこれに関して記者に、悔しいという思いを述べたそうです。
堀に対して民事訴訟を起こしている母親の気持ちもわかる気がするけれど、こうして一連の流れを見ると、大人同士の責任の醜いなすりつけあいみたいで少しやりきれない思いがしました。少女がかわいそうで。
(母親には同情もするし、教団は悪質だと思うのですが)
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posted by: nanori | 次世紀ファーム研究所事件 | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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