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NANA
私には幼名があった……
2つ違いの兄が私の名前をちゃんと発音できずナーナ、ナーナと言うのを家族や親せきが真似して、奈々ちゃんと呼ぶようになった。自分でも自分の事を奈々ちゃんと言っていた。
小学校4年の時、父がこれからは本名で呼ぶと言いだし、「○○さん」と呼ばれるようになった。ナナは消えた。

大人になって、夫と二人だけで普段会わない母方の親戚の家に行った時、母の従兄弟夫婦が、夫に向かって、
「奈々をよろしくお願いします」
と言った。自分がナナチャンだったことを十数年ぶりに思い出した。切り捨てたはずの過去。辛い時代だった。だけど、忘れたいばかりだった「ナナチャン」が少しくらい良い子だったことも有ったのかもしれないと初めて思った。東京へ帰ってから、夫が面白がって「ナナへの気持ち」という歌を歌ってくれた。

JUGEMテーマ:日記・一般


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posted by: nanori | 思い出 | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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