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ナターシャ・グジーコンサート
ナターシャ・グジー

ウクライナの歌手、ナターシャ・グジーさんのコンサートに行ってきました。
彼女のことは十年位前から知っていたのですが近くになかなか来てくれなかったので今回やっと行けました。チェルノブイリ原発事故の被曝者ということでも有名ですが、私が注目していたのはウクライナの民族楽器バンドゥーラと、ナターシャさんのいつも着ている民族衣装。昔は頭に大きな花輪みたいなヘアバンドを付けていたと思いますが今は結婚したせいか一つに縛って派手なシュシュを付けているみたいです。

プログラム
<第一部>
キエフの鳥の歌
深い井戸
眠りたくないの
木の根
秋桜
防人の詩
見上げてごらん夜の星を


声の美しさにびっくりしました。とてもよく通る声で、響きがすごく綺麗。持って生まれたものなのだと思いますがなかなかこんな綺麗な声は聞けないように思います。声楽家の歌い方じゃなくて、音程や芯が安定しない部分が有るというのはまあちょっとありますが、独特の歌い方にうったえるものが有って良いなあと思います。
初めの4曲は多分全部ウクライナの歌。とにかく綺麗で、ちょっとコミカルなのもあって、すごくよかったです。私はこういう民謡系の歌が好きだったな。
バンドゥーラというのは職人さんが手作りするものもあるし、工場で作られるものもあるし、形もいろいろ有るみたいです。膝に乗せるには結構大きくて不思議な形の琴でした。パーマンのつけてる変身バッジを上下ひっくり返したみたいな形で。ギリシャから伝わって来た琴だそうで、弦が60本も!!すっごく難しそうですがナターシャさんはこれ一本で非常に複雑で多彩な音色を奏でていて、やっぱり名手なんだなと思いました。重さは8kgくらいだそう。これを膝に乗せて弾くようになって、ちょっとだけ力持ちになったんだとか。

ナターシャさんは家族、特にお母さんに対する思いがとても強いみたいで、このコスモスという歌は大事な歌と言ってました。
声を長く伸ばす時、わざとかもしれないんですが音程をちょっとずらすことが有って、それはちょっと気になったかも。
ナターシャさんの正式名は「ナターリア」。ナターシャというのは日本語では「なっちゃん」みたいな呼び方だそうです。「なっちゃんって読んで下さい」と言ってたのがなんか可愛かった。

<第二部>
いつも何度でも
遥かに遠い空
白い翼
鈴のメロディ
ジュピター
あなたの声にこころが開く
タイムトゥセイグッバイ


二部が始まるとお姫様のようなドレスに着替えてヘアスタイルもアップにしていました。こっちも可愛い。
ナターシャさんは初めにウクライナのチェルノブイリ原発で起こったこと、ナターシャさんが体験したことを簡単にですが話して、聞いていてちょっとつらくなりました。でもナターシャさんは明るく可愛い人で、決して悲しい顔を見せませんでした。
ナターシャさんが住んでいたのは原発から3.5kmの場所。6歳の時のある日の深夜、原発で事故が起きました。人々は事故のことを全く知らされずまる1日以上被曝して、その次の日になって避難させられたそうです。大した事故じゃないから3日で帰れると言われたのに20年経っても帰れない…すぐ帰れるからと、荷物も持たないように言われたので思い出の物も何も無い。生まれ育った家は壊されて土に埋められた。同級生は被曝して何人も亡くなった。つらくないはずがありません。彼女は多くを語らず、歌とバンドゥーラに全てを込めて演奏していました。
人々が決して同じ過ちを繰り返さないように。そういう祈りを込めて彼女は歌い続けているそうです。

白い翼、という歌はナターシャさんが作った歌なのかな?すごくよかったです。白い翼はコウノトリの事。ウクライナではコウノトリは赤ちゃんだけでなく幸福を運んでくる鳥だそうです。いつになったらコウノトリはやってくるのかな、と待っている歌だそうです。
鈴のメロディもナターシャさんが飼い猫を見て作った歌だそうで、「にゃーにゃー」と歌ってるのがかわいくて良かった。

<アンコール>
アメージンググレース
ふるさと

アンコールで出て来たナターシャさんはアカペラのマイク無しでアメージンググレースを歌ってくれました。最後ちょっと泣いていたみたい?気のせいかな。
そしてふるさとはお客さんと合唱。

話は逸れますが、ちょっと年配の方って皆ふるさと歌えますね。私1番は歌えるけど2番3番は正確に憶えていなくて、えーと…とちょっと考えないと歌詞が出て来ません(^ω^;両隣の人はちゃんと全部歌ってたし皆フルで歌えるみたいです。もうちょっと経つと、こうやって皆で3番まで歌える歌って無くなっちゃうんじゃないかな。それは残念ですね。

本当に心に残るコンサートでした。CD買ってみようかな。やっぱりウクライナ民謡とナターシャさんが作った歌が良かったですよ。

チェルボナカリーナ
ЧЕРВОНА КАЛИНА はチェルボナ・カリーナと読むのかな?今調べたら、チェルボナが赤い、カリーナはガマズミという植物のことのようです(あとで辞書引いてみます)。ナターシャさんは絵を描くみたいなので、このプログラムの裏の絵は彼女が描いたものかなと思います。ウクライナの森になっていた実なのでしょうか。彼女の生まれた美しい森、静かで平和な村、失われた土地に思いを馳せました。

チェルボナは赤いと書いてしまいましたがすみません、辞書引いたら間違いでした。正しくは「こけももの一種、その実」のことのようです。カリーナはがまずみ属、かんぼくなどの意味。「チェルボナ・カリーナ」でこの絵のような赤い実を付ける植物を指すのだと思います。ナターシャさんが所属していたチェルノブイリのプリピャーチ村の子供合唱団の名前が「チェルボナカリーナ」というらしいです。


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posted by: nanori | 音楽 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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