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ヒトガタリ

 

 

 出ました。人形小説アンソロジー『ヒトガタリ』!!!

 私も「繭子さんも私も」という作品で参加しています。

 

 素敵な表紙で*(人´∀`*)サモトラケのニケ。評判良いです。表紙〜いろいろ、西乃まりもさんが作ってくださいました。中の本文レイアウトなど、これも結構大変な作業ですが、柳田のりこさんです。ヒトガタリ、というすごいタイトルは杉背よいさん。ありがとうございます。本作るって本当すごいことだなあ。

 

 「人形。ヒトガタ。その儚さと輝き。

  バンドマンと紳士人形、

  原生人間とクローン人間、

  着付け教室の生徒とマネキン人形、

  女神像と巫女。

  ヒトの形をしたものと、それを取り巻く人々が織り成す、四つの物語。」

 

 そうです、人形は人が作ったもので、人のそばに寄り添うもので、人が何かを託して水に流すもので、いろんな形状や意味合いはあるでしょうが、人のいない別の世界に存在し(ているかもしれませんが)ているより、人がそれを見つけ、人のそばにあることで何らかの輝きが放たれるように思います。そして、物なので時には人の寿命より長く存在するようにも思えるのに、逆に何か儚さがあります。

 

4つの物語です。

 

杉背よい「シンギング・オブ・粉骨」

柳田のり子「別世界」

匹津なのり「繭子さんも私も」

西乃まりも「弔う火」

 

 全部全く違う世界観のお話で、人形も全然違います。でも全部、人形と人との交流です。

 まあ人形が何かのアクション、リアクションをするという点では、ファンタジーとかSFとかの力を借りることにはなりますが、結構リアルな世界観だったりして、それぞれの世界にぐっと引き込まれるのが読んでいて楽しいです。

 あんまりネタバレできないのですが……

 

 

杉背よいさん「シンギング・オブ・粉骨」

よいこぐまさん←クリックしたら大きくなり、本文冒頭読めます。

そう、バンドマン。おっさん人形ってとこから結構コミカルな設定ではありますが、かなり繊細な人間の心の描写が胸に迫って来て、華やかな世界や笑える設定がメインではなく、ここへもってくるのかという。テーマの「人形」からこういうお話を作るのか……。

 

柳田のり子さん「別世界」

柳田さん←クリックしたら大きくなり、本文冒頭読めます。

SF世界なのでちょっと不思議な感覚の人達ではありますが、彼らもいとおしいというか、ちょっと現代の感覚では言葉にしにくいような感動(なんだそれは)や得も言われぬ寂しさがあって、すごいな……という、頭全体どっかへ持ってかれるような衝撃を受けました。これも、「人形」からこういうお話を作るのか……。

 

西乃まりもさん「弔う火」

まりもさん←クリックしたら大きくなり、本文冒頭読めます。

これ、あまり筋や設定を言いたくなくて、本音では前情報無しで読んでもらいたいです。深い自然や建物が目の前に浮かんでくるような、静かで清らかな空間と、人間の情念のバランスがみごとで、何というか、一昔前の昼ドラのどろどろ、割と私も好きなんですが、一歩違えばああなりそうなのに、人形が絡んでとてもこう、しーんとした、不思議な静寂が生まれ、その中に潜んだ女の情念、というのが恐ろしくも非常に美しいと思うのです。書きすぎてしまった!!本当、「お人形」からこういうお話を……(以下同文)

 

最後に私、匹津なのり「繭子さんも私も」

まりもさん←クリックしたら大きくなり、本文冒頭読めます。

現実の東京都立川市周辺を舞台にしたお話です。実は繭子というのはずっと昔私のお気に入りの和装マネキンに付けた名前そのままで、その辺の設定だけふと思い出して持ってきました。多分これで一番普通な感じの作品。私は人形好きだけれど、人形と仲良いお友達になりたいとかは思っていなくて。私はやっぱり冷めた大人だから人形は人形なんですよね。親しみを持つ反面冷静に離れて日々の生活に帰るようなところもあっていいと思って。だからお人形好きの人でもコレクションが増えすぎたら売っちゃったりもするし。それでいいと思うんです。私の人形とのかかわり方みたいなのがちょっとこういう形なのかもしれないなと…本当人それぞれですが。

 

 

 良い本になったと思います。これから各地の文学系イベントなどに出現する予定ですので、是非皆さん、『ヒトガタリ』をよろしくお願いします。

 

 柳田のり子さんがブログでイベント参加情報なども詳しく書いていてくださってます。

http://yanabunn2.seesaa.net/article/441791487.html

 

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posted by: nanori | 同人誌文学 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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