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子供の事件がまた

糖尿病小2死亡公判:被告に懲役15年を求刑 - 毎日新聞

http://mainichi.jp/articles/20170317/k00/00e/040/267000c

 

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(傍聴席から)糖尿病7歳死亡初公判:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/articles/CMTW1703080900001.html

 

2015年の事件。栃木県の自称祈祷師近藤弘治被告が、1型糖尿病の7歳の少年を治すことができる、と両親に信じ込ませ、300万円以上を払わせた上生命維持に不可欠なインスリンの注射をやめさせ、その結果少年は死亡した。こういう事件はこれまでに何件も起きていて、私もブログで取り上げたことがあったが、今回もただただ子供が可哀想でならない。こういう事件は多くがまだ親の言う事が絶対な子供の上に起きている。親の病気を治してやりたいという思い、毎日インスリン注射をするのが嫌だと泣く子供を見ていられない、という心情は多分、多くの人がわかるものであるとは思うが、どうして子供が、死ななくてよかった子供が死ななければならなかったのか。子供は何で自分だけが注射しないといけないんだとか、ママのせいだとか言って親を責めたのだという記事もあった。もしそれが本当なら確かに親にはつらいことだと思う。でもそういう要素がそろっているなら、親は洗脳などされていなかったのではないか? とも思う。洗脳などされていなくてもそれで十分、息子が普通の人と同じようには生活できたとしても一生治療継続という人生を歩む道よりも、現代医学では治せない病気を治してくれる方にかける理由になる。信じたいと思う理由になる。

しかしケトアシドーシスによるであろう死。子供が病気になって、自分のせいだと思った親の方もつらいとか、自分のせいで子供を亡くすことになって親も一生苦しむ、だから許すべきと私はあえて言わない。つらかったのは子供だし、このことに関しては、心のどこかでこの親を思いやったりできたとしても、親も子供を愛していたとか、少しは親の気持ちを汲んであげたいとか、そういう風には言わない。それが人の親である私の今の気持ちだ。

少年の両親は遺棄致死容疑で書類送検されているよう。

 

ただ、自分の非を公式に表明すると、それが心情的なものに過ぎなかったとしても裁判では不利になるのかもしれない。だからニュースで出てこない親の別の心情も本当はたくさんあるんじゃないかと思う。

 

1型糖尿用はまだよくわかっていないことも多いけれど、劇症型でなければ発症から徐々に徐々にインスリンがすい臓から出なくなっていき、一度「ハネムーン期」と呼ばれる時期がきて、最後の絞り出しのように膵臓からインスリンがちょっと出るようになり、中には一時期注射が必要無くなる人もいる。しかしその後は、必ずインスリンの自己分泌が尽きてしまう。そういう経過を辿ることは結構あって、祈祷を信じたら一回インスリンの自己分泌が戻ってきた! と誤解、その後また自己分泌が無くなって、入院、信心が足りなかった……と反省して、その後も一層頼ってしまい、結果死亡。ということなのかな。と。

 

(産経ニュース2017.3.9 10:10記事で【糖尿病児衰弱死公判】自称祈祷師被告「反対尋問は私がする」 父親「“治療”信じていた」 被告は指示否定 栃木 - 産経ニュース http://www.sankei.com/affairs/news/170309/afr1703090009-n1.html

 

祈祷や宗教に頼るのも否定はしないけれど、それを信じることにした責任、子供の命を預ける責任、というのはやはり親が負わなければならないと思う。多分この祈祷師も、以前の例と同じように、インスリンを打たないと数日で死ぬかも、というような意識を持っていなかったのではないかと思う。知ってたら、仮に詐欺を働くつもりではなく自分に本当に難病を治せる霊力があると思い込んでいたとしても、やはり危険だと思って、インスリン中止するのにはもう少し慎重になるのではないかと思う。詐欺だったのだとしたらなおさら死なせる危険を冒すわけがないし。

 

 

本当に残念だ。それに、個人的な気持ちだけど、私と同じ病気の、しかも子供が死ぬのはつらい。この子がそうかはわからないけれど、私はこの病気よりもっとつらいことなんかいくらでもあった。それでも大人になって、普通に生きてる。人の人生はその親ですら、外から見てもわからないことが多いのだ。そういう可能性すら知らずにこの子はどうして苦しみながら死ななきゃならなかったのか。



 

(私が参考にした新聞社各社の元の記事はウェブ上にあっても時間がたてば消えて閲覧できなくなるのでいつどこがどのように報道したかという事実はわからなくなってしまうと思う。著作権の問題でコピペも禁止されている。個人的にファイルしておくことは可能かもしれないけれどしていなくてどんどん記事は消えている)

 

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posted by: nanori | IDDM(1型糖尿病) | 19:30 | comments(0) | trackbacks(0) |-









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